Concord698M’s blog

昭和のヒーローと音楽のGAROが好きなんです。

【昭和ヒーローのロケ地】川崎市麻生区黒川・後編

黒川駅北口~南口

 黒川駅前は北口も南口も非常に静かです。

 バス停は少し離れた街道沿いですし、駅前にありがちなタクシー乗り場やコンビニもありません。

 観光農園での作物収穫体験の看板があったりして、田舎の駅のようです。
 

 小田急のホームページによると「駅係員の配置時間は、7時30分から終電までです」。
 そうなの!? 早朝は駅員さん、いなかったのか。
 黒川~栗平には「マイコンシティ」があり、川崎市が多くのIT企業を誘致しました。

 マイコンと呼称している時点で「だいぶ前のプロジェクトだな」と思いますよね。
 

 そして2018年、マイコンシティ南黒川地区と隣接する形で、駅の北口に読売日本交響楽団の練習所が開設され、新しいシンボルとなりました。
 

 私が住んでいたときは、北口にはマグロを出すお店など飲食店が二、三軒あったのですが、知らないうちに交響楽団になっていました。
 ですから駅メロもクラシック音楽になっていて、とてもステキです。
 現地で録音したのですが、ちょうど校外学習の子どもたちがいてうまく録れませんでした。
「黒川駅 駅メロ」で検索していただくと、クリアな音の動画が複数ありますので、そちらでお聴きください。

 一番線/唐木田方面が『ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲』、二番線/新宿・新百合ヶ丘・千代田線方面が『メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」』です。

 冬木透さんが音楽を担当した『ウルトラセブン』ゆかりの地でクラシックというのは出来過ぎた偶然です。

 

 冬木透さんとウルトラセブンクラシック音楽については参考になる文献が出ています。
 私は以下の二冊を両方持っています。おすすめです。

 

ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』青山通 新潮文庫
https://amzn.asia/d/6ZcUBjT

ウルトラセブン』最終回に使われた衝撃的な音楽。あの曲は何だ。誰が弾いているんだ。
 当時少年だった筆者が何年もかけて正解にたどり着くまでのノンフィクションです。

 

『ウルトラ音楽術』冬木透 青山通 集英社インターナショナル文庫
https://amzn.asia/d/fXIcmhX
ウルトラセブン』のためにオーダーで作られた曲の数々を冬木透さん自らが解説。
 他にも宗教音楽との関わり合いなど、これまであまり知られていなかったエピソードが豊富。

 


 黒川駅北口の交響楽団のそばは『ウルトラマンガイア』第15話「雨がやんだら」のロケ地です。

 ロケは本当に偶然、当時、駅へ向かっていたときに目撃しました。
 複数のタクティカルベストを着た人たちが腰をおろして休憩していて「何だろう」と思ったら、G.U.A.R.D.メンバーの方々だったのです。
 おそらく劇中でディーンツを攻撃するシーンを撮っていたのでしょう。
 ディーンツはマイコンシティに出現していたのですね。
 ちなみに、ディーンツの名まえの由来は「ディーン・R.クーンツ」です。

 

 一方、南口駅前には、ずっと前から広い空き地があって不思議でした。

 しかし、今年に入って「フォレストモール」という商業施設が建つことが発表されました。
 2024年開業予定とのことです。
 これを機会に普通の駅前のようになっていくのでしょうか。

 

 駅ホームの自販機で「梅よろし」を見つけて買いました。

「めちゃくちゃ美味しいのに、意味のわからない山の自販機にしかない」としてバズった飲みものです。
 やはり黒川は山の中とみなして良いのでしょうね。

 黒川駅から多摩センター方面へのトンネルです。

 私が住んでいた頃には、この先は小田急永山駅だったのですが、知らない間に「はるひ野駅」(2004年開業)ができていました。

 新駅を作る必要があったとは。このあたりはどんどん開けていきますね。